ライブドアグループの粉飾決算事件は、なぜいま起きたのか・・

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ホリエモンも前日までのんきにブログを書き込んでいたということから、彼にとってはまさに「想定外」なことだったらしい。しかし、私は1年前から役員によるインサイダー取引疑惑および粉飾決算にて、証券等取引委員会がヒアリングに回っていることは聞いていたし、そのことを同社の元役員がベラベラしゃべっているということも複数ルートから耳にしていた。
私はIT業界にて20年以上いて、会社としても16年目にはいったが、ライブドアとは取引をしたことがないし、同社グループと取引をしている歴史のあるIT関連企業は、ミクプランニング(宮本さん)と弥生(平松さん)を除いては知らない。宮本さんも平松さんも素晴らしい方なのに、なぜいまライブドアグループ入りしたのか私にはなぞだが。さて、私は小さなネットワークで仕事をしているとは思っていない。取引者数もそれなりにある。なぜなのか。そう。ライブドアグループの人達は、私たちの業界の人達ではないのだ。

さて、証券等取引委員会がライブドアおよびその関係者にまったくヒアリングに行っていないとは、思えない。金融関連事業参入や野球などをホリエモンが狙ったのは、自分自身が公的な人として逮捕が遠く及ばないような人物になりたかったからだと私は推測する。(彼にあったことがあるが、気の弱そうな人だった。正しいオーラも弱く、6年前からグレーなオーラがでていた。)

この時期に彼に検察の捜査が入ったのは、ヒューザーの小嶋社長の証人喚問関連によるところが大きいと私は推測する。小嶋さんについて大きく報道されると困る自民党の方々によって、小泉派閥であるホリエモンの捜査をさせ、大きく報道させることによってヒューザーと議員の関係を少しでも掘り下げさせないようにさせていると私は推測する。このようなことは日本国内でも米国でも各国で、非常に良く起きていることで珍しいことではない。

今回の事件は、自民党内部の抗争にホリエモンが巻き込まれたと考えてよい。しかし彼は宮内氏とともに粉飾を指揮したのは、かなり公知なことで、逮捕および上場廃止は免れないだろう。しかし、それは彼にとってすでに想定内の事態であると私は自信をもって推測する。この後は、株主代表訴訟によって彼は、どこまで免責を主張することができるかに私の関心は移っている。

しかし、今日の日経225が700円安というのは、日本経済にとって彼が及ぼした影響は、大きい。日本版エンロン事件と捉えるべきで、今後SOX法など株式公開企業の一層のコンプライアンスが追及されるきっかけとなるのは必至だろう。

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このページは、mickが2006年1月18日 15:48に書いたブログ記事です。

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