巨大化するGoogle

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Google Analytics

Google Analyticsが新しいバージョンになった。以前から無償でサービスしていたアクセス解析が改版したものだが、新たに可能となったクロス集計に深みが増すなど、ウェッブサイトを分析するのに十分な機能が搭載された。
なおかつ日本で有償でサービスしているものを凌駕する表現力も多岐にわたっている。
○訪問者の地図上表示
○Google Adwordsアカウントとの統合
などだ。
広告分析も徹底的に行えるようになったし、劣っている部分は、もはやEXCEL上から直接クエリーをかけての操作程度だろう(Visionalist等が搭載している)。
今後、この発展から推測すると、買収したDouble ClickのDartシステム(バナー広告)にも当然対応してくるだろうし、OvertureのPanamaへの接続も交渉しだいで接続されることだろう。そうなると、米OminitureもSiteCatalystとSiteCenterによる仕組みも苦戦されることになろう。

日本でアクセス解析ソリューションを提供しているDigital Forest(Visionalist)も同様だし、ベンチャー企業でアクセス解析を有償ASPサービスとしているところはツールとしてはなりたたず、コンサルティングサービスにて生き残りをかける路線に変更していくことだろう。

また、携帯サイトのアクセス解析に関しては、まだGoogleは参入してきていないので、いままでの戦略からすると2年は食べていけるかもしれないが、やがては参入してくるので、それまでのサービス収益として見込むべきだろう。

それにしても、この巨人はどこまで賢く、またどこまで多くのひとたちが支援しつづけるのであろう。いまのところ良い路線をいっているが、巨大な組織になるとノルマというものによる傲慢が企業をいつかは支配することになる。そうするとマイクロソフトのように人々のニーズとかけ離れたビジネスをする企業になるとは株式会社という企業が株式公開したときに起きる宿命なのである。

やはり、いつかは「タダほど高いものはない」となるのだが、人々は無料ということばに弱いのである。

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このページは、mickが2007年5月15日 17:57に書いたブログ記事です。

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