社会保障番号(SSN)の導入を!

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社会保険庁がいいかげんな仕事をしていたようなことをマスコミは騒ぎ立てて、なおかつ民主党も票を獲得するためのチャンスとばかりに筋の外れたことばかりやっていてあきれてしまう。

まず、この件の本質を見極めているひとが少ないことに驚かされる。通販企業など顧客データベースに関連した業務をしたことがある人であれば、個人をいかに特定するかということの困難さを知っていることだろう。漢字で「齊藤」という姓名の人がいたとするが、そのとうの本人のサイトウさんは自分自身の姓名表記の際に略字を利用したり、「サイ」という漢字の表記の多さに驚かされる。戸籍上は1つなのだが、類似した文字が多くあるので、情報を入力するオペレータにどう注意を促してもミスは発生してしまう。

年金手帳に番号が割り振られているが、年金制度が変更になったり、転職により会社が変わった際に新たな勤務先から新たに年金手帳が付与された(二重発行)されたりと、この制度についての徹底がなされていなかった頃の混乱は大きいはずだ。本人に聞いても以前は社員の年金手帳は会社が保管する義務があり退職時に返還するというへんな制度だったので、当の本人は「年金手帳なんかみたことないし知らない」という人も多かったのではないか。

話をもとに戻すと、こうした「ひとりの人をずっと追っていく」のはどうするかという議論になる。通販企業などは自宅の電話番号をキーとしていたが、家族全体で1つであったり、いまは携帯電話であり番号もよく変わるので、本人の履歴を追うということがますます困難になってきている。電子メールアドレスだって良く変わってしまうので、「ID忘れた」という問い合わせは非常に多い。

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このページは、mickが2007年6月 1日 17:45に書いたブログ記事です。

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